理事長交代のご挨拶

理事長交代のご挨拶

昭和大学横浜市北部病院 循環器センター
富田 英

2011年1月より中西敏雄先生の後を引き継いで、JPICの理事長を仰せつかりました。

難しい時期にJPICの舵取りを完遂された中西先生、本当にお疲れ様でした。平成22年の診療報酬改定では長年の懸案であった先天性心疾患を対象とした経皮的血管形成術の手技料収載にこぎつけ、また、CVITとのタフな交渉を乗り切って新しいAmplatzerの教育プログラムを立ち上げられたことは、中西先生のリーダーシップによるものでした。今後も日本小児循環器学会の理事長として、JPICにお力添えをいただけれと存じます。

国立循環器病センターで行われた第一回研究会の頃、私たちが使えるdeviceはバルーンとコイルくらいでした。それでも、新しい治療法の出発点に立っているという“わくわく感”で一杯であったことを昨日のことのように思い出します。道具も技術も随分とrefineされ、よちよち歩きだったこどものカテーテル治療も成熟期に入ったとも言えます。しかし、狭窄や欠損孔と言った構造異常が多くを占める管腔臓器の先天性心疾患では、カテーテル治療は侵襲の低さという点で絶対的な有意性があり、まだまだわくわくする領域が残されているものと考えます。JPICには、蓄積された財産を次の世代に伝えながらも、常により低侵襲で効果的な治療法を探求する責任があるものと考えます。

さて、任期制導入にともない新しい役員を指名させていただきましたが、これまでの活動を継続しつつ、新しい世代の方々にもJPICの運営に積極的に関わっていただきたいと考え、副理事長は小林俊樹先生、大月審一先生に、教育担当理事は矢崎 諭先生、調査担当理事は金 成海先生にお願いしました。課題山積ではありますが、力を合わせて新しい地平を切り拓いていまいりたいと考えています。

会員の皆様にはご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。