沿革(JPICについて)
一般社団法人 日本Pediatric Interventional Cardiology学会(JPIC)の沿革
JPICは小児の心疾患や成人の先天性心疾患に対するカテーテル治療について勉強する目的でつくられた団体です。
加藤裕久(久留米大)、神谷哲郎(国立循環器病センター)、石澤瞭(国立小児病院のちに成育医療センター)、門間和夫(東京女子医大)が発起人となって、小児の心疾患に対するカテーテル治療の勉強会として発足し、1990年に第1回の研究会が開催されました。
その後、代表幹事が、加藤裕久、越後茂之(国立循環器病センター)、石澤瞭、門間和夫、馬場清(倉敷中央病院)に代わり、2002年から越後茂之(国立循環器病センター)、石澤瞭、馬場清(倉敷中央病院)が代表幹事を務めました。2007年からは代表幹事 中西敏雄(東京女子医大)、副代表幹事 濱岡建城(京都府立医大)と富田英(昭和大学横浜市北部病院)の体制となり、2011年から富田英が代表幹事、小林俊樹(埼玉医大国際医療センター)、大月審一(岡山大学)が副代表を務めることになりました。
JPICは、日本小児循環器学会の分科会となっています。会員数は703人(2013年)で、年1回の学術集会を開催しています。
会員は、主には小児循環器医ですが、小児科医、放射線科医、外科医(心臓血管外科)、内科医(循環器内科)など多岐にわたります。心房中隔欠損や動脈管開存に対するカテーテル治療に用いる閉鎖栓(Amplatzer閉鎖栓)の教育システムを日本心血管インターベンション治療学会(CVIT)と協力して管理・運営し、使用施設や術者の認定を行っています。
JPICではこれまで、先天性心疾患や川崎病、不整脈に対するカテーテル治療の全国アンケート調査を毎年行い、その結果を、会員の皆様に公表して来ました。この活動を発展させ、わが国における小児の心疾患・先天性心疾患に対するカテーテル治療の全体像を把握し、有効性と安全性の向上に寄与するためのデータベースを構築し、2012年4月から運用を開始しました。